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2015年3月10日

カテゴリー: 蓼山 陵さん 「コンビニ探訪社会学」

沖縄で感じた地域密着コンビニの面白さ

■ 色とりどりの魚が並ぶ牧志公設市場

2月後半、仕事で沖縄に出かけた。午後2時過ぎ、空港から出たとたん、ホワッとした優しい空気に包まれた。気温は20度ぐらい。湿気もなく南からの風が心地いい。歩道脇の植え込みにハイビスカスが咲いている。南国を感じる一瞬だ。

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空港からレンタカーの営業所へ向かうタクシーの中で運転手さんと会話を交わす。

「今年は観光客多いですか」
「増えてるよ。雨が少ないから、(プロ野球の)キャンプ目当てに来ているお客さんたちは喜ばれてるね」

観光で来た野球ファンが日本ハムの大谷選手、メジャーリーグから古巣・広島に戻った黒田投手など話題の選手目当てであるのに対し、地元の人達は沖縄出身の選手たちに熱い声援を送っているそうだ。

 

夕方、同行した編集者、カメラマンと牧志公設市場を取材で訪れた。1階に鮮魚、精肉、野菜など沖縄の食材で溢れかえっている。なかでもカラフルな魚たちの姿に目を奪われる。数軒の店舗で話を聞き、ちょっと早い夕食にする。大ぶりのイセエビ、地魚のミーバイ、県魚になっているグルクンを購入。これを2階にある食堂で調理してもらい、オリオンビールの生で乾杯。甘くて旨みが凝縮したイセエビ、もちもちとした食感と甘さが鯛のようなミーバイ。刺身だけでも大満足。そこにグルクンの唐揚げとミーバイのマース煮、さらに島らっきょう、ラフテーとテーブルの上はご馳走の山。こうなると泡盛である。沖縄初日の晩は、何とも贅沢な宴となった。

 

■ 気になる限定商品、ご当地商品が満載のコンビニ店舗

国際通り近くのホテルに戻る途中、コンビニに立ち寄ってみた。店舗の構えや店内のつくりなどは東京のコンビニとさほど変わらない。が、商品を良く見ると、思わず買いたくなるような品物がいっぱいだ。酒のコーナーにはさまざまな泡盛が置かれ、ラベルが「買っていってよ」と誘惑してくる。弁当、おにぎりコーナーにも沖縄の食材を使ったオリジナル商品が並ぶ。スナック類も同様だ。雑誌コーナーに行けば、沖縄関連の雑誌がぎっしり。本当に見ていて飽きない。ワンダーランドのようである。

ちなみに沖縄に展開しているコンビニは3社しかない。そのひとつローソン沖縄は、地元でスーパーマーケットを展開している最大手の小売業「サンエー」との合弁で、県内に174店舗ある。ローソン沖縄のサイト内にある「ローソン沖縄ハッピーブログ」というオリジナルサイトが充実していて面白い。ローソン本家の「あきこちゃん」に対抗して、「りえこちゃん」というキャラクターがブログで最新情報を伝えたりしている。

そのローソン沖縄の商品群もローカル色豊かだ。その象徴が「沖縄限定ローソンセレクト」。サンエーと県内15企業で共同開発した32品目が揃う。オリオンビールとのコラボ商品である麦芽100%のビール「ローソンセレクト極 沖縄美ら島物語」をはじめ、沖縄そば、タコライス、じゅーしぃの素、沖縄産あおさなど、観光客が喜びそうな品ばかりである。

おにぎり、弁当も充実している。「ポーク玉子おにぎり」は、油みそとシーチキンマヨネーズの2種類。弁当はボリュームたっぷりの「うちなー弁当」(スパイシー唐揚&鶏南蛮)、「高菜辛子明太弁当」などの限定商品が食欲をそそる。

郷土色たっぷりの商品が並ぶ沖縄のコンビニは、まさに地域密着型である。観光や仕事で沖縄を訪れる人は、ぜひコンビニに立ち寄ってみてほしい。必ず、意外な発見があるはずだ。

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■ 沖縄にも吹き荒れる「アジア旋風」

さて、沖縄訪問でもうひとつ気がついたことがある。外国人客の急増だ。とくに中国人をはじめとするアジア系の人々が目に付く。人気のレストランに入った時には、日本語で話す客の方が少なかったほどである。

初日の夜に訪れた那覇・国際通りのコンビニの店長さんがこう言っていた。

「最近、アジアからのお客さんが本当に増えました。さっきは一度に50人ほどの中国人観光客が来られて大変でした。レジはあっという間に長蛇の列になり、割り込もうとするお客さんが出てきて大騒ぎでした」

昨年、沖縄県を訪れた観光客の数は705万人と初めて700万人台に達した。過去最高である。このうち外国人客は89万人。前年に比べ34万人、実に62%も増えたという。今後、ますます増加しそうな気配である。外国人客の急増は沖縄に限った現象ではないが、国内からの観光客と外国人観光客が混在する沖縄。コンビニのビジネスチャンスは確実に広がる。一方で、その観光客ニーズに応じた商品展開、サービスの充実が課題となってくる。

新たな課題をクリアしていけば、沖縄のコンビニは今後、ますます進化していきそうだ。

 

蓼山 陵