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2015年2月17日

カテゴリー: 蓼山 陵さん 「コンビニ探訪社会学」

コンビニは受験生の心強い味方に

■ 今年も50万人の受験生が大学入試と格闘中

2月、大学受験シーズンの真っただ中である。今の時代、大学受験の受験生はどのくらいいるのか。2015年度の大学入試センター試験の志望者を調べると、55万9131人(前年度比1541人減)となっていた。志願者数でみると2003年の60万人強がピーク。その後は少子化の影響で減少傾向にあり、当時に比べれば、少しは合格しやすい環境になっているものと思われる。

とはいえ、受験は過酷だ。早朝から雪が降っていても、道路が凍結していても受験生は試験会場に向かわなくてはならない。インフルエンザの猛威も心配だ。本人はもちろんのこと家族の心労と負担は大変なものがある。兄弟、姉妹が立て続けに受験となったら、それこそ目も当てられない。

新聞のコラムだったと思うが、ある文化人が「センター試験の時期を12月に前倒ししたらどうか」と提言していた。12月ならばインフルエンザや寒波の心配も減る。そして3月入学にすれば、GWまでに大学生活にもなじめるというメリットがあるという。確かに一理ある。昨今話題の秋入学制度も含め、大学入試そのもののあり方を見直す時期に来ていると思う。今後、少子化が進み、大学は受験生の減少が顕著になる2018年問題に直面することになる。一方で、大学間格差が進み、淘汰される大学も増えてくることが予想される。

入試制度から授業カリキュラム、奨学金、私立大補助のあり方など大学を取り巻く体系の根本的な見直し、再整備が必要になってきているのではないだろうか。

 

■ 人生で味わった4回の受験の懐かしい思い出

振り返ってみると、筆者がこれまで体験した受験は4回ある。自身の高校受験と大学受験、そして娘の幼稚園と大学の受験である。自分自身の受験はもう数十年前のことだが、いろんなシーンが思い浮かんでくる。高校受験のために夜中まで勉強していた時、あまり話もしなかった父親がラーメンを作って差し入れしてくれたこと。試験会場の高校には時計がなく、父親に借りた腕時計を見ながら答案用紙に向かっていた。試験終了直前、後ろの方の席から突然、大きな音が鳴り響いた。腕時計の代わりに目覚まし時計を持ち込んだ受験生がいたのだ。彼には見覚えがあった。隣の町の中学のバレーボール部のエースだった。

大学受験の時の思い出といえば、手作り弁当だ。数年前に都内に引っ越していた友人の家に宿泊させてもらい、翌朝、試験会場に向かった。その朝、当時、大学生だったお姉さんが早起きして、わざわざお弁当を作ってくれたのだ。これは嬉しかった。そして抜群においしかった。その効果があったのだろう、受験した大学に無事合格でき、そのまま進学した。

娘の時はちょっとした騒動だった。音楽系の私立高校に通っていたのだが、突然、「上には行かない。受験する」と言いだしたのである。すでに10月になっていた。「浪人だぞ」「構わないよ」。そんなやり取りの末に受験。結局、その年は補欠合格1校のみで志願大学は全滅。浪人して自宅で通信教育の教材で勉強。翌年、なんとか目指す大学に合格できた。なんとか合格するようにと、出張時に大宰府天満宮でお守りを買ってきたり、鉄道会社の「合格祈念切符」を購入したりしたものである。今となっては懐かしい思い出だ。

 

■ 受験生にとっても親にとってもコンビニの存在は貴重

いつになっても受験は大変なものだが、受験生を取り巻く社会の環境は随分と変わった。スマホやタブレットなどの通信手段、交通網の整備などインフラ面に加え、受験情報や受験準備体制が比較にならないほど充実している。その中で、コンビニの存在感も大きい。受験勉強に明け暮れる日々、受験生たちが学校や塾の帰りに立ち寄るコンビニの灯りは、希望の灯りに映っているのではないか。この時期は受験生応援グッズも数多くある。「きっと勝つ」「受かる」「突破」をもじった商品の数々。

受験生を見守る親にとっても、24時間営業のコンビニは重宝だ。夜食やデザートから文房具、カイロ、胃腸薬、マスクと、必要なものはすぐに手に入る。受験料の支払いもコンビニでOKの時代だ。

受験当日も、試験会場近くのコンビニに行けば、温かいお弁当やみそ汁、スープがある。とくに地方から上京してきた受験生にとって、何でもそろうコンビニはありがたい存在である。

今後、コンビニは受験生にどんなサービスが可能だろうか。たとえば、コンビニでアルバイトしている現役の大学生、あるいは大学を卒業したばかりの新入社員などが、受験関連のアドバイスや、在籍する大学、出身校の身近な話題を、コンビニのサイト内に受験生コーナーをつくり、そこで伝えるといったサービスはどうだろうか。大学の近くの店舗情報を試験スケジュールにあわせて特集してもいい。

コンビニの可能性は無限にあると思う。受験生にとって、より身近で心強い存在になっていってほしい。

 

蓼山 陵