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2014年6月20日

カテゴリー: 蓼山 陵さん 「コンビニ探訪社会学」

ナチュラル志向で自然を育む取り組み

 

■ ハーブのあるヘルシーライフを演出

 梅雨どき。蒸し暑い日々が続く。唯一の慰めは、庭先に咲く紫陽花が日を追うごとにディープブルーの鮮やかさを増していくことだ。ハーブも急速に成長している。

 夏になると、さまざまなハーブが葉を茂らせる。パイナップルセージ、アップルミント、レモンバーム、タイム、オレガノ、バジル、レモングラス、コリアンダー…。何種類かのハーブの葉をブレンドしてティータイム。ひとつかみのセージの葉を鍋で煮だしてハーブバス。ローズマリーはイワシなど青魚料理のにおい消し、肉料理の香りづけに最適だ。自然の恵みを日常の生活の中に取り込み、リフレッシュタイムを楽しむ。おカネをかけない贅沢である。

 そんなハーブを使ったナチュラル商品を集めたコーナーができないだろうか。ハーブティー、ハーブ石鹸、入浴剤、エッセンシャルオイル、ルームスプレーといった身近な品々である。香料や化学成分を一切使わないハーブ製品は日々の暮らしに癒しをもたらすだけでなく、ストレスと疲労でクタクタの心身をリフレッシュしてくれる。

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 一部の店舗ではハーブを使った石鹸やバスソルトなどが売られているが、まだまだ種類も数 も少ない。健康志向がますます高まっていく中、ハーブ製品の需要は必ず出てくるはずだ。野菜、果物から水産加工品まで生鮮強化の動きが続くコンビニ。ハー ブの存在も考えてほしいものである。

 

■ 自社農場、契約農場見学ツアーで生産の現場を知ってもらう

 コンビニの店舗に並ぶ生鮮類。新鮮な野菜はどこで作られたのか、どういう工程で、どんな生産者が作っているのか。利用客の安心・安全への意識が高まる中、素材の生産現場の情報開示を求める声はますます強まっていくのではないか。ホームページ上などで、自社農場、契約農場などのリアルな情報を更新していくことで、安心感は一段と高まると思う。

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 年に数回は、自社農場や契約農場を訪ねるツアーを企画してみてはどうだろうか。飲料メー カーや食品メーカーは、消費者向けに工場見学を日常的に実施している。筆者は仕事柄、さまざまな現場を見てきた。蒸留所、ビール工場、弁当工場、カット野 菜製造工場、堆肥製造プラントなど。その中で、生産者の原料へのこだわり、徹底した衛生管理、何段階もの製造工程などを五感で体感し、自らの引き出しの中 にインプットしてきた。資料や書物から得られる1次情報だけでは、得られるものに限界がある。モノづくりの最先端で、当事者の話

を聞き、その工程を目で確 認する。出来上がったばかりの商品を試飲、試食し、その味を、匂いを確かめる。どの現場へ行っても、必ず新たな発見と感動があった。

 一般向けの工場見学ツアーが人気を集めているのは、やはり自身の目で製造現場を確認できるという安心感、未知の工程を知る満足感に支えられているからだろう。コンビニ業界も利用客向けの農場ツアーをぜひ実施してほしい。ひとたび生産現場を確認した利用客は、コンビニの生鮮類への安心感を強め、さらなる期待感を抱くことになると思う。

 

■ 生命の循環を紡ぐ「ローソンの森」はどうだろうか

 北海道の日本海沿岸にある某水産会社は、近くの国有林にトドマツ、ミズナラ、マカバを中心に植林事業を続けている。森の荒廃を防ぎ、未来に向けて森林を育成していく林野庁の「法人の森林」制度に賛同して契約を結んだ上での活動だ。森を整備することは陸地の環境整備だけでなく、魚のえさとなる海草やプランクトン生成に必要な鉄分を山から河川を通じて海へ供給することになる。森の養分がプランクトンや海草を育て、それを食べた魚が大きく育ち、人々がその魚をいただく。魚の加工段階で出てくる廃棄物は、肥料や堆肥用種菌として活用、大地に還元する。海に流れ込んだ大量の水は蒸発して雨となり、再び森に、大地に降り注ぐ。循環の発想だ。

 生鮮強化を掲げるコンビニ業界でも、こうした生命を紡ぐ循環の構想に参画している。豊かな森はさまざまな動植物を育み、水を蓄える。森から流れ出た水は大地を潤し、農作物の成長に欠かせない。海に流れ出た森の養分は、今度は海の生物を育てる。この大きな循環は人々の健康と幸せにつながるサイクルだ。
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全国47都道府県はもちろん、アジア諸国を中心に海外にも店舗を増やしているコンビニ業界は、日々、大量の自然の恵みを商品として利用客に提供している。 その恵みをもたらす源である森をコンビニ自らが育てているのだ。

 ローソンでは1992年から「ローソン緑の募金」に寄せられた募金と本部の寄付金を合わせて、累計34,8億円を国内外の3,214箇所、約6,554ヘクタールの森林整備に役立てている。

 これからも各地に、ちいさな「ローソンの森」を作り続けてほしい。

 

蓼山 陵