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2013年10月 7日

カテゴリー: 蓼山 陵さん 「コンビニ探訪社会学」

地方特産の食材で勝負!

~「地産弁当レシピ」募集で商品化、参加するコンビニへ~

 

◆秋、すばらしい恵の季節のまっただ中

 すっかり涼しくなり、夜はコオロギや鈴虫の鳴き声にかすかな寂寥感を覚えてしまう。秋本番である。9月中旬、仕事で北海道に出かけた。札幌の大通公園では「2013 さっぽろオータムフェスト」というイベントが開催されていて、道内のいろんな店や自治体が特産品をその場で料理して、屋台で販売していた。大樹チーズサーモン丼、ちっぷべつ緑のナポリタン、美瑛カレーうどん、別海ジャンボホッキカツ丼、元祖美唄焼き鳥、厚岸焼き牡蠣、留萌うにめし、生たこザンギ、十勝産エゾ鹿肉スペアリブ、白老牛サイコロステーキ、礼文島殻付き焼き島うに、紋別本ずわいがに甲羅盛炭火焼…。

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 立ち込める匂いと色鮮やかな海産物、脂が滴り落ちる肉、その場にいるだけで北海道の秋の旬を満喫したかのような気分になってしまう。実際には、どれを食べようか迷いに迷い、うに飯とエゾ鹿肉のスペアリブ、そして地ビールの組み合わせに。胃袋がひとつしかない現実がうらめしくなってしまった。

 前置きが長くなってしまった。このシーズン、旬の恵をおいしくいただけるのは北海道だけではない。北から南まで全国各地で、地元ならではの食材が食卓に並び、幸せを届けてくれている。南北に長く、海に囲まれた日本はまさに食の宝庫。この宝物を活かさない手はない。そこで、全国47都道府県に展開するコンビニのネットワークをフルに活用したあるイベントを考えてみた。

 

全国の利用客に地元の特産品を使ったオリジナル弁当レシピを募集

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 この数年、B級グルメだとか駅弁など全国各地の特産品を使った食がブームになっている。コンビニの弁当売り場でも、季節ごとに北海道から九州まで各地のおいしい食材を使ったご当地弁当が並ぶ。その路線の延長で、全国の利用客に、各地の特産品を使ったオリジナル弁当レシピを応募してもらうのである。そこには懐かしいおばあちゃんの味があるかもしれないし、若手の斬新な発想のレシピが登場するかもしれない。既存のプロの発想ではない、地元の人ならではの発想と味へのこだわりを活かした弁当レシピである。


 全国から集まったレシピを審査し、まずは各都道府県ごとに優秀賞を決める。
次はその中からベスト10を選出。これをホームページで紹介し、全国の利用客に投票してもらい大賞・グランプリを決定する。大賞のほかに準グランプリ、ヘルシー賞、アイデア賞などを設けてもいい。

 集まったレシピは可能な限り、ホームページなどで公開し、みんなでオリジナル弁当を楽しむことができるようにする。一方、大賞などに選ばれたレシピは、本部でアレンジを加えるなどして商品化、店舗で販売するのである。いったい、どんなレシピが集まるのか。楽しみではないか。

 

利用するだけのコンビニから双方向のコンビニへ

  実際にこうした企画を実現するには、さまざまな壁があるかもしれない。レシピ募集や大賞の選定までは可能でも、商品化となると食材の調達、時間の問題、輸送の問題、食材によっては衛生面の問題などクリアすべき課題が出てくるだろう。最初は商品化までいかなくても、応募、大賞決定、レシピの紹介といったレベルでもいい。こうしたイベントを実施することで、コンビニと利用客の双方向の関係が築かれ、単に「利用するコンビニ」から「参加するコンビニ」へと両者の関係は変貌するはずだ。

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  10月8日発売
  山梨県の高校生と
  共同開発したパン


 今回は食をテーマに考えてみたが、コンビニを舞台にしたさまざまなサービスにおいて利用客の声、提案をさらに活用していくのは必要だと思う。少子高齢化が進み、コンビニの利用客の構成も変わっていくだろう。双方向の関係を築き上げていくことで、ベストパフォーマンスを展開できるのではないだろうか。

 

蓼山 陵