ローソンオーナーになったきっかけは?

ローソンで開業を希望したが叶えられなかった。それでも諦めず目指し続けた。
酒店で勤務していた20代中盤の頃に、初めて東北に進出してきた大手のコンビニエンスチェーンの店舗を見ました。当時から独立志向が強く、いつかは酒店の店主として独立開業をと夢見てきましたが、初めて見たコンビニ店舗の品揃えやサービス・接客を見て「これからはコンビニでなければ食べていけなくなる」と衝撃を受けました。
そのことがあってから酒店での独立の考えを変え、ローソンで独立したいと本部に話をしに行ったのですが、希望を受け入れてもらうことは出来ませんでした。
当時はお酒の販売許可を持っている方が優先で、私のように許可も持っていない若者が開業を希望してもどのチェーンでも断られるという時代でした。
結局別の小売業で働きながら仙台までローソンの店舗を定期的に見に行って研究する日々でした。7年が経ったころ、ようやく酒販売の許可を得ることが出来てローソンでの開業の機会が巡ってくることになり、ついに夢を叶えることが出来ました。

この仕事の醍醐味は?

従業員が幸せに働いてくれる環境づくり、人財育成がやりがいです。
前職で多くの社員がリストラされていく姿を目のあたりにした経験から、とにかく従業員を大事にする環境を作っていこうと思うようになりました。
そのためにはまず情報共有が大切と考えて、売り上げはもちろん、自身の給与まで公開して、売り上げが高かった時も決して隠して自分の取り分を増やそうとは思いませんでした。
会社や自分にお金を残して蓄えるより少しでも多く従業員に還元して、高いやりがいを持って幸せに働いてくれることが自分の喜びでありやりがいだと思ってきました。
その気持ちは今でも変わらないのですが、ある時従業員から「自分たちに還元することばかりではなく、会社にお金を残してほしい」と言われました。
今までは少しでも給料が増えれば嬉しいはずだと思っていたのですが、自分が育てた従業員が個人のことより会社の安定や成⻑を大事に思ってくれたことが嬉しく、人を育てるやりがいをより一層感じることが出来ました。

今後のビジョンは?

ファミリー独立を推進して、従業員の夢を応援します。
具体的には3年以内に2人の従業員を、ローソンファミリー独立支援制度を使って独立させようと思っています。頑張った従業員は副店長を経て店長になり、将来的に独立出来るという道を示すことでやりがいにも繋がると思いますし、多くの店長が生まれないと今頑張ってくれている従業員が夢を持ちづらくなってしまいます。
そのためには独立を志す店長の夢を応援していくことが大切だと思っています。
私自身、今後も経営店舗を増やして活躍の場を作っていくつもりですが、独立した従業員たちがオーナーとして更に多くの夢を応援してくれるようになるのが私の夢です。

趣味や空いた時間の過ごし方は?

コンビニエンス業界と関係の無い人との交流を大切にしています。
いつも同じ業界の人と関わっていると考え方も凝り固まってきますし、仕事のことを考えてしまってリフレッシュになりづらいと感じるため、休日はなるべく異業界・異業種の方と会うようにしています。
そうすることで今までの自分に無い発想が得られたり仕事の役に立つことも多いです。

他のオーナーの
インタビューも見る