ローソンオーナーになったきっかけは?

元々ローソンで店長をしていました。始めた動機は単純なものでしたが、その店舗のオーナーさんに挨拶~接客まで社会人としての基礎を教えていただき、次第に発注なども任せてもらえるようになり、「この仕事は面白いな。オーナーになるのも良いかも」と思いました。
ローソンで働き始める前は自営業の父を手伝う形で営業を担当して、ブランド力の大切さを身にしみて分かっていた経験から、ローソンという誰もが知るブランドを背景に独立出来るメリットはとても大きいと感じました。
両親にも相談したのですが、私が自分の進みたい道を見つけられた事に喜んでくれて、母は専従者として一緒に頑張ってくれる事になりました。大学卒業時にはやりたい事を見失って苦しんだ時期もありましたので、それを見てきた両親としては私が自分で決めた事なら応援しようと思ってくれたのだと思います。

この仕事の醍醐味は?

クルーさんや社員に対して責任を負う立場なので、自分がいなければという存在意義がいつも感じられる仕事だと思います。地域の方々に対しても、お店が無くなってしまえば困る人がいますし、頑張ってお店を存続させようというモチベーションにも繋がります。
反面、単純な労働時間が評価対象にならないので、多くの時間働ければ必ず報われる訳ではありませんが、多くの人に必要とされている実感と責任感はオーナーにならなければ得られないものだと思います。
また、オーナーとして独立して10年になるのですが、長い期間オーナーとしてお店を見ていると色々な事があります。独立当初にお客様として来店されたお子さんに、冗談として「大きくなったらウチで働いてね」と言った事があったのですが、その子がアルバイト出来る年齢になった頃に実際にクルーとして働きたいと会いに来てくれました。ローソンで働き始める前は「コンビニに来るのは一見さんばかりで、常連さんなんて滅多にいないし交流も無いだろう」と思っていたのですが、実際は驚くほど常連さんが多く、お客様の人生に深く関われるのがこの仕事の魅力かもしれません。

今後のビジョンは?

経営店舗数については今までも社員の希望に沿ってきた結果なので、今のエリアを中心に広がっていく可能性はあると考えています。個人的には店舗数よりも社員が働きやすい環境を整備していきたいと思っており、今後も安定して永続する会社の基盤を作るのが当面の目標です。
社員がプライベートもしっかり充実させた上で無理なく働ける、ワークライフバランスの整った会社を理想としているので、今はその為のルール作りを行なっています。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ

多くの方は、自分がオーナーになったからには自分の力だけで頑張らなければいけないと考えると思いますが、実際は全部自分で考える必要はなく、全部自分で受け止める必要もありません。困った事があれば手を差し伸べてくれる人が周りにいる環境が、ローソンにはあると思います。もちろん、自分で頑張るという覚悟も必要ですが、頑張った上で頼ってくるオーナーを邪険にするような人はいないと感じています。
オーナーとして独立したばかりの頃は慣れない仕事で苦労する事も多いと思いますが、複数店化やMO化等ポジションが変わると仕事に対しての認識も変わってきますので、苦労が永遠に続くという事は無いと思います。私の場合、独立当初は毎日休みなく働くのが当たり前と思っていましたが、家族が出来て、MOになった事でワークライフバランスの大切さに気付き、仕事をどんどん任せていった事でプライベートも充実していきました。頑張る事も大切ですが、自分一人で抱え込まずに困った時は頼っても良いという気持ちで、是非チャレンジしてみてください。

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