社会・環境

特集2:未来のためにエネルギーを「つくる」「へらす」店舗を展開

環境配慮モデル店舗 群馬県館林市「館林木戸町店」2018年1月オープン

ローソンは、最先端の技術を結集した環境配慮モデル店舗をオープンし、省エネ効果を検証して効果の高かった機器やシステムは新店などに導入しています。
2018年1月にオープンした最新の環境配慮モデル店舗「ローソン館林木戸町店」(群馬県館林市)は、コンビニエンスストアとして初めて、国産杉材を使用したCLT(直交集成板)を店舗の構造や内装に使用し、断熱性を高めています。このほかにも「ウルトラ エコ・アイス(要冷蓄熱槽)」などの最新の省エネ施策や太陽光発電設備による創エネ施策を導入することで、外部から調達する電力量を2016年度の標準的な店舗対比で約6割削減することを目指しています。

CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)
CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)

CLTは、木板を木目が直交するように複数層重ね、接着剤で張り合わせた木質建築材料で、強度が高く、断熱性に優れています。店舗の構造や内装に使用して建物の断熱性能を向上させることで、空調設備の負担を軽減します。

ウルトラ エコ・アイス(要冷蓄熱槽)
ウルトラ エコ・アイス(要冷蓄熱槽)

外気温の低い夜間にCO2冷凍機を運転させて氷をつくり、蓄熱した熱エネルギーで外気温が高い昼間に要冷ケースを冷却するウルトラ エコ・アイスを導入し、効率的な運転で省エネを目指します。

環境配慮モデル店における取り組み(一例)

コンビニ初!BELSで「五つ星+ZEB」の評価を取得

2017年2月にオープンした環境配慮モデル店舗「小平天神町二丁目店」は、5段階で建築物の省エネルギー性能を表示するBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高評価の五つ星を取得しました。さらに、再生可能エネルギーの活用や高効率設備の導入などにより、一次エネルギー消費量(空調・換気・照明・給湯など)を限りなくゼロとする建築物に与えられる3段階評価(ZEB Ready、Nearly ZEB、ZEB)の中で、最高評価のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を獲得しました。

コンビニ初!省エネ実行支援システム

店舗に設置したタブレットへ、日常的に行う「省エネ」の実施案内を通知します。また、電力の安定的な供給に貢献するために、電力ピーク時に「節電(創電)」の実施案内をタブレットに通知し、それを選択することでIoT化された店舗設備(要冷・空調・照明機器など)を自動で「節電(創電)」できるシステムを導入しています。これはコンビニエンスストアで初めて、経済産業省の「VPP(バーチャルパワープラント)構築実証事業」の採択を受けた取り組みです。

環境配慮モデル店舗の一覧

画像をクリックするとPDFが開きます。

最新の創エネ・省エネ技術を検証し、
多くの店舗への導入を推進しています

ローソン 開発本部 建設部
津田 直人

環境配慮モデル店舗の取り組みは2008年から始めています。地熱を使った空調や店舗の廃油を使ったバイオマス発電システムなど、他に例のない取り組みも行っています。さまざまな取り組みのなか、省エネ効果を検証し、省エネ効果が高い技術は他の店舗への導入を進めています。現在、LED照明はほぼ全店舗で、太陽光発電とCO2冷媒冷凍・冷蔵システムは約2,000店舗で導入しています。
最新の環境配慮モデル店舗「小平天神町二丁目店」では、自然エネルギーを活用できる建築デザインや除湿を行う放射パネル空調の設置、地熱を利用した換気による空調効率の向上などの新たな取り組みも行い、建築物の省エネルギー性能を評価するBELSと1次エネルギー消費量を限りなくゼロにする建築物を評価するZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の両方で最高評価をいただきました。
また、機器のIoT化から電力ピーク時に外部から操作することで節電対応が可能なシステムも実験導入し、検証しています。
今後も最先端の技術や設備の導入・効果検証を実施し、省エネ効果の高い技術を他の店舗へ水平展開することで店舗の電気使用量を削減し、地球温暖化防止に貢献できるよう努めてまいります。

所属や役職、記事の内容は、いずれも取材当時のものです