社会・環境

特集2:未来のためにエネルギーを「つくる」「へらす」店舗を展開

環境配慮モデル店舗 東京都小平市「小平天神町二丁目店」2017年2月オープン

ローソンは、最先端の技術を結集した環境配慮モデル店舗をオープンし、省エネ効果を検証して効果の高かった機器やシステムは新店などに導入しています。
2017年2月にオープンした最新の環境配慮モデル店舗「小平天神町二丁目店」では、IoT技術を活用してLED照明や蓄電池などを外部から制御して節電(創電)を実現するとともに、最先端の省エネ技術を導入して店舗の電気使用量を2015年度対比60%削減(全国平均の1店舗当たり)することを目指しています。

1.集熱式トップライト
1.集熱式トップライト

自然光を採り入れて照明を自動で抑制。空調機の補助として、冬期は太陽熱を集めて暖房に利用します。

2.勾配天井
2.勾配天井

店内の暖気(熱気)を勾配の高いほうへ自然に対流させ、排気または循環することで、空調・換気効率を向上させます。

3.ポリカーボネートの庇
3.ポリカーボネートの庇

ポリカーボネートの庇が店前を明るくして照明を抑制。夏期には直達日射を軽減し、空調効率を向上させます。

4.床下空間の地熱利用
4.床下空間の地熱利用

床下空間の地熱を店内換気に活用。外気を地熱で室内温度に近づけ、給気することで空調効率を向上させます。

5.太陽光発電システム
5.太陽光発電システム

店舗屋根上に22kW相当の太陽光パネルを設置し発電。10kW相当は売電に、12kW相当は店舗の消費電力に充当しています。

6.除湿式放射パネル空調
6.除湿式放射パネル空調

天井の放射パネルで、夏期にしっかり冷却し、発生した結露水を排出することで、同時に除湿します。

コンビニ初!BELSで「五つ星+ZEB」の評価を取得

環境配慮モデル店舗「小平天神町二丁目店」は、5段階で建築物の省エネルギー性能を表示するBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高評価の五つ星を取得しました。さらに、再生可能エネルギーの活用や高効率設備の導入などにより、一次エネルギー消費量(空調・換気・照明・給湯など)を限りなくゼロとする建築物に与えられる3段階評価(ZEB Ready、Nearly ZEB、ZEB)の中で、最高評価のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を獲得しました。

コンビニ初!省エネ実行支援システム

店舗に設置したタブレットへ、日常的に行う「省エネ」の実施案内を通知します。また、電力の安定的な供給に貢献するために、電力ピーク時に「節電(創電)」の実施案内をタブレットに通知し、それを選択することでIoT化された店舗設備(要冷・空調・照明機器など)を自動で「節電(創電)」できるシステムを導入しています。これはコンビニエンスストアで初めて、経済産業省の「VPP(バーチャルパワープラント)構築実証事業」の採択を受けた取り組みです。

環境配慮モデル店舗の一覧

画像をクリックするとPDFが開きます。

最新の創エネ・省エネ技術を検証し、
多くの店舗への導入を推進しています

ローソン 開発本部 建設部
津田 直人

環境配慮モデル店舗の取り組みは2008年から始めています。地熱を使った空調や店舗の廃油を使ったバイオマス発電システムなど、他に例のない取り組みも行っています。さまざまな取り組みのなか、省エネ効果を検証し、省エネ効果が高い技術は他の店舗への導入を進めています。現在、LED照明はほぼ全店舗で、太陽光発電とCO2冷媒冷凍・冷蔵システムは約2,000店舗で導入しています。
最新の環境配慮モデル店舗「小平天神町二丁目店」では、自然エネルギーを活用できる建築デザインや除湿を行う放射パネル空調の設置、地熱を利用した換気による空調効率の向上などの新たな取り組みも行い、建築物の省エネルギー性能を評価するBELSと1次エネルギー消費量を限りなくゼロにする建築物を評価するZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の両方で最高評価をいただきました。
また、機器のIoT化から電力ピーク時に外部から操作することで節電対応が可能なシステムも実験導入し、検証しています。
今後も最先端の技術や設備の導入・効果検証を実施し、省エネ効果の高い技術を他の店舗へ水平展開することで店舗の電気使用量を削減し、地球温暖化防止に貢献できるよう努めてまいります。

所属や役職、記事の内容は、いずれも取材当時のものです