社会・環境

特集2:環境配慮型モデル店舗の最新の取り組み バイオマス発電の導入

環境配慮型モデル店舗 兵庫県姫路市「ローソン夢前スマートインター前店」2016年2月オープン

2016年2月にオープンした最新の環境配慮型モデル店舗「ローソン夢前スマートインター前店」(兵庫県姫路市)。この店舗では、さまざまな創エネ・省エネの取り組みを実施し、外部からの調達電力量の2010 年度比約70%削減を目指しています。

店舗から排出された廃油等をリサイクルした燃料(BDF)を使って、店舗の横にある発電機で電気をつくって店舗の電気に利用しています。

店舗の横に設置しているバイオマス発電設備

環境配慮型モデル店舗「ローソン夢前スマートインター前店」は、コンビニエンスストア初の「バイオマス発電」設備を導入。店舗から排出された使用済み食用油(廃油)の一部をバイオディーゼル燃料(BDF)にリサイクルして発電機の燃料として使用し、発電した電気を店舗で利用しています。
このバイオマス発電に利用しているバイオディーゼル燃料は、軽油を混入しないBDF100%のB100 という燃料です。植物はもともと大気中のCO2を吸収して生長しています。BDF はその植物油由来の原料であるためB100は、大気中のCO2の増減に影響を与えません(=カーボンニュートラル)。ローソンのバイオマス発電は店舗から排出された廃油をもとに店舗の電力をまかなう創エネルギーを実現し、CO2削減にも貢献しています。

廃油が「バイオマス発電」に活用される仕組み
このお店でのバイオマス発電の実績・結果が未来につながる

●ローソン夢前スマートインター前店 オーナー
株式会社K・M・C 代表取締役 森井 幸司さん

現在、5店舗を経営していますが、この環境配慮型モデル店舗の運営を始めてから、当社の従業員やクルーたちも、最新の省エネルギーの取り組みを誇りに思っていますし、みんなの環境への意識も変わってきています。お客さまも興味をおもちの方が多く、設備に対する質問を受けることもたびたびあります。さまざまな方の声や感想を聞くと、近隣の模範となる店舗にならなければと強く感じます。取り組みを始めてからは、実際に外部調達の電力量がかなり少なくなっています。模範になれるお店としてバイオマス発電の実績・結果が出せるように努めることが、マチの未来につながると思っています。

環境に負荷のかからない循環型エネルギーを追求

●浜田化学株式会社 取締役副社長 岡野 輝平さん(写真右)
●浜田化学株式会社 本社営業部 次長 森本 浩二さん(写真左)

浜田化学は廃油のリサイクル、水質汚染の防止という点で社会環境に役に立つ事業を展開しています。2003年から始めたBDF への取り組みも、その一つです。BDF は品質を安定させるのが難しいのですが、トライアンドエラーを繰り返し、製品の完成にいたりました。このBDF を使ったバイオマス発電に一緒に取り組むと決めたのは、ローソンの環境改善への意識の高さに共感したからです。BDFはもともと大気中のCO2を吸収し生長している植物由来の原料であるため、大気中のCO2を増加させることがない環境にやさしい燃料です。今後ますます環境に負荷のかからない循環型エネルギーの活用が必要になるなか、このバイオマス発電システムは、そのモデルとして重要な位置づけになると思っています。私どもも、このシステムの原料調達と製品製造を担いながら、一緒にバイオマス発電の可能性を追求していきたいと考えています。

富山BDF工場

富山BDF工場

富山BDF製品タンク

富山BDF製品タンク